この記事では、雷神の正体を「雷電将軍」、「影」、「眞」の3人について、散兵スカラマシュも交えて解説していきます。
「雷神・眞・影・雷電将軍」の違いってなんでしょうか・・・?
みなさんこんにちは、「横島先生」です。
本日は、「雷神・眞・影・雷電将軍」の違いについて、詳しく説明していきます。
Ver2.1によって、色々な謎が解明されました。
非常に壮大なストーリーに感動した方も多いと思います。
一方、複雑な部分も多かったため、消化しきれていない方も多かったのではないでしょうか?
結論から言うと、以下のとおりとなりますが、1つずつ詳しく説明していく予定です。
- 「雷神」は、「バアル」と「バアルゼブル」の双子の魔神こと。
- バアル=『眞』、バアルゼブル=『影』
- 人々は「眞(バアル)」のことを「雷電将軍」だと認識していた。
- 「眞」が戦死し、「影」が「雷電将軍」を演じるようになる。
- 「雷電将軍」の口調は「眞」のものであるため、「影」の口調と異なる。
- カーンルイアの滅亡により、「影」は躍進よりも「永遠(不変)」が人々の幸せに繋がると考えるようになった。
- 「影」は、「永遠(不変)」によって人々の幸せにする方針を立て、一定の成功を収める。
- 「影」は、自分の劣化(摩耗)により、いつか正しい統治ができなくなることを予想した。
- そのため、「影」は「自分自身を永遠(不変)」とすることを試みた。
- スカラマシュは、「影」が「雷電将軍」を演じさせようとした失敗作
- 「影」は、自分の生き写しである「人形」に「雷電将軍」を演じさせた。
- 「影」は、精神の劣化(摩耗)を防ぐため、精神世界である「一心浄土」に引きこもった。
- 「影」は、変わってしまった自分が、正しかった頃の自分である「雷電将軍(人形)」に影響を及ぼすことを懸念していた。
- 一方、過去の自分である「雷電将軍(人形)」が間違っている可能性も否定できなかった。
- 「摩耗」ではなく、主人公が「影」の考え方を変えてしまった。
- 「影」と「雷電将軍」に乖離が生じ、どちらが正しいのかを考えるため、一心浄土での瞑想に入った。
全体で5分くらいで読み終わりますので、さいごまでよろしくお願いします。
(なお、Ver2.1のネタバレが多分に含まれているので、ご注意ください。)
雷神ってどんな性格なの?
まず最初に把握しておかなくてはならないのは、「雷神の性格」です。
(ここで言う「雷神の性格」というのは、「影」や「雷電将軍」に共通している部分ですので、両者の違いをあまり意識する必要はありません。)
風神バルバトス(ウェンティ)や、岩神モラクス(鍾離)は、やたらと人間臭いところがある神様です。
これには色々と理由がありそうですが、もっとも大きな要因は、「彼らが人間に寄り添っている」ためであると考えられます。
一方、「雷神」は基本的に人間に寄り添いません。
「雷神」は、自分が神であり、人間とは一線を画した存在であることを自覚しています。
そのため、自分こそが正しさを追求し、その正しさを実行するべきだと考えてます。
人間を導きたいとは思っているのですが、人間とともに生きたいとは考えていないのが、風神や岩神と大きく異なる点です。
神様らしいと言えば神様らしい性格と言えます。
「雷神」のこの性格は、彼女を理解するうえで非常に重要となりますので、ぜひ覚えておいてください。
テイワット(原神世界)の歴史について
それでは次に、雷神が稲妻地方に君臨するまでの歴史について触れていきます。
3人の女神によって統治されていた時代
「原神」の物語が開始する6000年以上前、3人の女神さまが交替で世界を統治していました。
3人の女神さまは非常に仲が良く、趣味も似ており、同じ男性と結婚して子供を残しました。
しかし、しばらくすると、痴情のもつれや世界の統治方法に対する価値観の違いによって争うようになり、世界を巻き込んだ姉妹喧嘩へと発展していきます。
喧嘩自体は1日で終わるのですが、3人ともその日のうちに死んでしまいました。
支配者を失った上、3人の女神の喧嘩に盛大に巻き込まれたため、世界は地獄のような大混乱時代に突入します。
魔神時代の到来
支配者である3人の女神がいなくなったため、今まで女神たちにビビッておとなしくしていた神々が地上に降りてきました。
この神々を『魔神』と呼びます。
魔神はお互いに自分たちの領土を主張し、それぞれの領土に都市を築き、人々を住まわせました。
なぜ人々を住まわせると言うと、
神の力は人々の信仰が強まるほど大きくなる。
というルールがあったためです。
つまり、人々の安全を保障する代わりに、信仰による力を貰うというシステムというわけですね。
このようにして、3人の女神によって統治されていた世界は、無数の魔神たちによって都市単位で統治される形式に変化しました。
これが「魔神時代」となります。
そして、お互いの争うようになり、「魔神戦争」が勃発することになります。
「雷神」による稲妻地方の統一
稲妻地方でも魔神たちが戦争を始めました。
そして、その戦争に勝ち残ったのが、双子の魔神「バアル」と「バアルゼブル」です。
この双子の魔神が稲妻地方を統治する神となります。
つまり、「雷神」というのは「バアル」と「バアルゼブル」の2人の魔神のことを言います。
また、「バアル」には「眞」という名前が、「バアルゼブル」には「影」という名前がありました。
- 「雷神」は、魔神「バアル」と魔神「バアルゼブル」のこと。
- 「バアル=『眞』」、「バアルゼブル=『影』」
「雷電将軍」による統治
魔神戦争に勝ち残った「眞(バアル)」と「影(バアルゼブル)」は、稲妻地方を統治するために、「雷電将軍」という統治者を頂点とし、その下に置かれた3奉行が政治を行う仕組みを作ります。
(璃月七星という組織を自分の下に置いて政治を行った岩神と似ていますが、岩神は1年に1度しか人間の前に出なかったのに対し、雷神は自らの統治を続けました。)
そして、「眞(バアル)」が「雷電将軍」に就任し、「影(バアルゼブル)」は雷電将軍を補佐することとなりました。
そのため、「人間たちにとっての雷電将軍」は「眞(バアル)」のことを指します。
- 人々は「眞(バアル)」のことを「雷電将軍」だと認識していた。
「眞」の戦死
魔神が終結した時期(2000年前)から、カーンルイアが滅亡する時期(500年)前までは、「眞」を「雷電将軍」とした統治が行われていました。
しかし、カーンルイアと天理との戦争の中で、「眞」が戦死してしまいます。
そのため、補佐に徹していた「影」が、「雷電将軍」として稲妻地方を統治することとなります。
その際、「雷電将軍」が双子の魔神であることは人々には知られていなかったため、「眞」が戦死したことや、「影」が「雷電将軍」になったことは、人々には伏せられていたようです。
そのため、「影」は口調などを「眞」に似せて、従来の「雷電将軍」を演じたものと予想されます。
つまり、「影」と「雷電将軍」の口調が異なる理由は、「影」が「眞」の口調を真似ていたためと予想されます。
- 「眞」が戦死し、「影」が「雷電将軍」を演じるようになる。
- 「雷電将軍」の口調は「眞」のものであるため、「影」の口調と異なる。
カーンルイアの滅亡が「影」に与えた影響
カーンルイアが滅亡する時期(500年前)までは、「眞」と「影」は、稲妻を民衆の活力に満ちた、躍進する国にするべく政治をおこなっていました。
しかし、当時もっとも先進的であった国であるカーンルイアが「天理」の前に滅んだとき、「眞」の後を継いだ「影」は、政治の方針を一転します。
どんなに活力に満ちて躍進しても滅んでしまえば意味がなく、現状を維持することが民衆にとって幸せなことだと考えるようになったのです。
それが、「影」が掲げる目標である「永遠」へと繋がっていきます。
- カーンルイアの滅亡により、「影」は躍進よりも「永遠(不変)」が人々の幸せに繋がると考えるようになった。
「影」の「永遠」への道
「鎖国令」などにより、「影」は稲妻を不変の国へと導いていきます。
「躍進を止める」とか「不変」とかいうとマイナスイメージを持つかもしれませんが、現状を維持する「スローライフ」の考えは現実の日本でも重要視される新しい価値観です。
「影」には、この方針で成功させる自信がありましたし、実際に民衆はそれなりに幸せな生活を送ることができていたようです。
一方、「影」には1つだけ大きな懸念点がありました。
それは、自分自身が時間によって変わってしまうことです。
今は正しい判断ができるとしても、時間とともに精神が劣化(摩耗)してしまい、いつかは正しい判断ができなくなることが予想されました。
そこで、「影」は、「自分自身を永遠(不変)」とすることを試みます。
- 「影」は、「永遠(不変)」によって人々の幸せにする方針を立て、一定の成功を収める。
- 「影」は、自分の劣化(摩耗)により、いつか正しい統治ができなくなることを予想した。
- そのため、「影」は「自分自身を永遠(不変)」とすることを試みた。
スカラマシュ(散兵)の誕生
「影」の計画は、自分の精神を「一心浄土」という精神世界に移すことで、精神の摩耗を防ぐことでした。
それ自体は、神の心の力を使うことで実現できることはわかっていたのですが、問題は、自分の精神が「一心浄土」に移った後に、どのように稲妻を統治するのかという点でした。
「影」はまず、人型の生命体を創造し、その生命体に「雷電将軍」を演じさせることを考えました。
その試作品となったのが「スカラマシュ(散兵)」となります。
しかし、結論を言うと、スカラマシュは失敗作でした。
廃棄することが偲びないと感じた「影」は、スカラマシュを封印することにしました。
その封印が解けてしまい、さまよっていたところをファデュイに発見され、今のスカラマシュへと繋がっていきます。
- スカラマシュは、「影」が「雷電将軍」を演じさせようとした失敗作
現在の「雷電将軍」の誕生
生命体の創造によるプランが失敗したため、「影」は人形を作り、「雷電将軍」を演じさせようとします。
それが、「現在の雷電将軍」となります。
人形といっても、製作時の「影」の統治能力を完全にコピーした存在であり、その時の「影」を生き写しにしたようなものとなります。
「雷電将軍(人形)」は無事に完成し、「影」は自分自身を人体改造し、精神世界である「一心浄土」に引きこもります。
- 「影」は、自分の生き写しである「人形」に「雷電将軍」を演じさせた。
- 「影」は、精神の劣化(摩耗)を防ぐため、精神世界である「一心浄土」に引きこもった。
一心浄土に移った「影」の懸念点
「雷電将軍(人形)」は、作られた時の「影」の一瞬を切り取ったような存在です。
そして「影」は、この時の自分を維持することが正しいと考えていました。
そのため、万が一、一心浄土にいる自分が変わってしまっても、「雷電将軍(人形)」を変えることが出来ないような仕組みを作りました。
つまり、変わってしまった後の自分よりも、過去の自分である「雷電将軍(人形)」の方が正しいと思っていたわけです。
一方、「影」は、「自分の考えている正しさ」が「実は正しくない」という可能性も考慮していました。
つまり、以下の相反する懸念点を抱えていたことになります。
- 「影」は、変わってしまった自分が、正しかった頃の自分である「雷電将軍(人形)」に影響を及ぼすことを懸念していた。
- 一方、過去の自分である「雷電将軍(人形)」が間違っている可能性も否定できなかった。
主人公の登場が「影」に与えた影響
懸念点を抱えていた「影」ではありますが、それが表面化することは(主人公が現れるまで)ありませんでした。
一心浄土にいる精神体である「影」に変化がなかったため、「影」と「雷電将軍(人形)」に差異が生まれなかったためです。
しかし、一心浄土に主人公が現れたことにより、「影」に変化が生じてしまいます。
カーンルイアの滅亡を目の当たりにして、人間の活力や躍進を否定的に捉えてしまった「影」ですが、主人公や八重神子や稲妻の人々によって、それらが必ずしも否定されるものではないと気づいてしまったからです。
変わってしまった「影」は、「過去の自分が本当に正しかったのか」、「それとも他に正しい道があるのか」を検討するための時間を必要としました。
そこで、「雷電将軍(人形)」の機能を一部スリープし、人間たちに稲妻の統治を一時的に任せることにします。
そして、「影」は正しさを求めて、一心浄土で瞑想することとなります。
これがVer2.1までのストーリーとなります。
- 「摩耗」ではなく、主人公が「影」の考え方を変えてしまった。
- 「影」と「雷電将軍」に乖離が生じ、どちらが正しいのかを考えるため、一心浄土での瞑想に入った。
「雷神・眞・影・雷電将軍」の違いのまとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
本日は、「雷神・眞・影・雷電将軍」の違いについて、詳しく説明しました。
結論だけ簡単にまとめると以下のようになります。
- 「雷神」は、「眞」と「影」の双子の魔神こと。
- 「眞」が「雷電将軍」となり、「影」は補佐に徹した。
- 「眞」が戦死し、「影」が「雷電将軍」を演じるようになる。
- 「影」は、自分の生き写しである「人形」に「雷電将軍」を演じさせた。
- 「影」は、精神の劣化(摩耗)を防ぐため、精神世界である「一心浄土」に引きこもった。
- 「摩耗」ではなく、主人公が「影」の考え方を変えてしまった。
- 「影」と「雷電将軍」に乖離が生じ、どちらが正しいのかを考えるため、一心浄土での瞑想に入った。
Ver2.0~2.1は若干複雑なストーリーとなっておりますので、今回の記事が理解の一助となれば幸いです。
では、本日はここまでとさせていただきます。
ではでは。
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